楽天ポイントの改悪…どこまで影響する?楽天経済圏で暮らす人の考察
楽天は2023年12月1日(金)から、各サービスで付与される楽天ポイントの付与率を変更することを発表しました。
私は楽天経済圏で暮らしてきたのですが、実際にはどのくらい影響があるのか気になってので実際に計算してみました。
「SPU」ってそもそも何なのか?
SPUはSuper Point Up programの略で、楽天サービスを使うときに付与される楽天ポイントが●倍になるよ!という仕組みです。
言葉で説明しても難しいと思うので、実際のSPUを見てみましょう。
これは、私の楽天市場で表示されるSPUです。
この画面でSPU対象となっているものは、
・楽天会員なので、楽天会員+1.0倍
・楽天カードを持っているので、楽天カード通常分+1.0倍
・楽天カードを持っているので、楽天カード特典分+1.0倍
・ショップ買い回りキャンペーンにエントリーしたので+1.0倍
の4つで、合計+4倍のポイントがもらえます。
他にも、Rakuten Fashionアプリから購入した場合は+0.5倍、楽天トラベルからホテルなどを予約した際には+1.0倍のポイントが付与されます。
基本的には、楽天会員で楽天カードを持っていて楽天市場で買い物をする場合には、私の例のように+3.0倍になります。たぶん、このパターンの人がかなり多いのではないでしょうか?
楽天SPUの特典変更内容をおさらい
上で説明したことを踏まえて、今回、ポイント付与率がどのように変更になったのか、確認してみましょう。
変更項目が多いので、カテゴリごとに見ていきましょう。
以下の表は楽天のページに掲載されているものを引用しています。
楽天モバイルのポイント付与率
今足を引っ張っている楽天モバイル事業を向上させたいので、楽天モバイルに関するポイントは変更後の方が上がっています。
ちなみに、私は楽天モバイルは使っていません。
楽天モバイルが始まったばかりのころは、使わなければ月額0円、SPUが付くので楽天モバイルに登録していました。が、月額が定額になってから解約しました。。
楽天カード・楽天証券・楽天ウォレット
おそらく、ここで影響がある人がほとんどではないでしょうか?
楽天カードで変更になったのは「楽天カード 特典分」の獲得上限ポイントです。
「通常分」と「特典分」の違いがよくわからない…となると思いますが、先ほどのSPUの説明を思い出してみましょう。
SPUでは「通常分」で+1倍、「特典分」で+1倍がそれぞれ付与されていました。
つまり、変更後では、通常分は上限なしでポイント付けるけど、特典分の+1倍については1000ポイントまでしか付けないよ、ということです(プレミアムカードの場合は5000ポイントまで)。この辺の実際の計算は後述します。
さらに、楽天プレミアムカード特典分がこれまで+2倍で上限15000ポイントまで付与されていたのに、変更後は廃止になりました。これは痛いです。
また、楽天銀行や楽天証券についてもポイント倍率・上限ポイントが変更後で下がっています。
楽天トラベル・Rakuten Fashion・他サービス
私は楽天トラベルやRakuten Fashionをよく使っていますが、これらも上限ポイントが変更後は減少。
さらに、次で説明しますが、達成条件も変更されています。
達成条件変更
上記に加えてさらに、達成条件も変更になりました。
つまり、楽天プックス・楽天Koboでは3000円以上購入しないとSPUポイントが付きません。
Rakuten Fashionではこれまでアプリから購入していればポイントが付きましたが、今後はアプリで5000円以上購入しないとSPUポイントが付きません!
実際どれくらいポイントが減る?計算してみた!
それでは少し簡単に計算してみましょう。
ただし、「楽天会員である」「楽天カードを持っている」ことを前提とします。
楽天市場で買い物した時
通常カードを持っているか、プレミアムカードを持っているかで異なってきます。
●通常カードの場合
変更点は「楽天カード特典分 +1倍が上限1000ポイント」である点です。
100円につき1ポイントもらえるので、1000ポイントは10万円分購入した場合となります。
つまり、1か月に10万円以上買うと変更前よりもポイントが少なくなります。
毎月10万円も楽天市場で買わない人はこれまでとポイント付与率は変わらないことになります。
●プレミアムカードの場合
変更部分は「楽天カード特典分」なので、ここだけで考えてみたいと思います。
変更前は、「楽天プレミアムカード特典分+2倍が上限15000ポイント(楽天カード特典分も含む)」付与されていました。ということは、通常カードの3倍のポイントが付与され、最大50万円で15000ポイント付与されていたということです。
変更後は、「楽天カード特典分 +1倍が上限5000ポイント」なので、50万円購入で最大5000ポイントしか付きません。
プレミアムカードは他にも特典が付いていましたが、それらも改悪されています。
プレミアムカードの改悪については以下の記事で紹介されています。
意外と影響ありそう…楽天トラベル・Rakuten Fashion
楽天トラベル
楽天トラベルは、上限1000ポイントになりました。
先ほども書きましたが、1000ポイントということは10万円以上購入分にポイントはつかないということです。
ホテル代って結構かかりますよね…出張が多かったり、ちょっと贅沢をすると10万円をこえることもあるので、影響がありそうです。
Rakuten Fashion
Rakuten Fashionは変更点が2つあります。
これまではアプリから購入すればポイントが付きましたが、変更後はアプリで5000円以上購入しないとプラスのポイントが付きません。これが結構痛いですね…
また、上限1000ポイントなので10万円以上購入した場合プラスのポイントは付きません。
つまり、Rakuten Fashionでプラスのポイントが付くのは、アプリで5000円以上10万円以下の場合になりますね。
他のサービスも同様に考えることができる
上で説明した以外のサービスポイント付与についても、同様に、上限ポイントから何万円までならポイントが付与されるのか?を計算することができます。
変更後で上限ポイントが最も低いのは、楽天ブックス、楽天Kobo、楽天ビューティで500ポイントで、これらは5万円以上でSPUポイントが付かなくなります。
楽天ブックスは書籍、コミック、DVD、CD、ゲームを購入できるので、影響ある人も多いかもしれません。私はこの辺はあまり買わないので影響なさそうです。
確かに改悪だけど、それでも楽天はポイントが付与されやすい!
と個人的には思います。
ポイントが付与されるサービスは他にもありますが、楽天ほど様々な分野のサービスが揃っているところは中々ありません。
しかも、楽天市場ではお買い物マラソンや5と0の付く日はポイント4倍(変更後)などキャンペーンが多いです。キャンペーンがある日に楽天市場で買い物するようにすれば、結構ポイントが付きます。キャンペーンを活用してポイントをたくさんもらいましょう!
楽天以外のサービス、PayPayやAmazonについても今後書いていく予定ですので、良かったら読んでみてくださいね。